パーソナルトレーニング中に怪我をしたら?保険の有無や保証される金額について徹底調査!
今や芸能人だけではなく一般の方も多く利用するようになったパーソナルトレーニング。
年々店舗数もトレーナーの数も増えてきていて、いままでは2ヶ月で30万〜40万かかる高価格帯のパーソナルトレーニングジムが多かったですが、最近では2ヶ月15万円ほど受けることができる低価格帯のパーソナルトレーニングジムも増えてきていて、多くの方が利用しやすくなっています。
そんなパーソナルトレーニングですが、怪我の心配をされる方やもし怪我をしてしまった場合、保険が適用されるのか気になる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなパーソナルトレーニングジムでもしも怪我をしてしまった場合、ジムの対応や保険はどこまで適用されるのか?怪我をしないために事前にできることあるのか?などを解説していきます。
これを読んでパーソナルトレーニングジムについてより知識を深めていきましょう。
目次
パーソナルトレーニングで怪我をする可能性は
パーソナルトレーニングでは身体の専門知識を持ったトレーナーがマンツーマンでサポートしてくれながら身体を動かしていきます。また合わして食事のアドバイスもおこなってくれるのでダイエット効果も高く2ヶ月間で10kgのダイエットに成功された方もなどもいます。
マシンが置いてあるだけのスポーツクラブとは違い、パーソナルトレーニングではあなたの目標や体力レベルに合わしてトレーナーがオリジナルのトレーニングメニュー全部作ってくれます。トレーナーが付きっきりで指導をしてくれるため一見、怪我少ないように思えますが、まったくの0とは言えず誰でも怪我をしてしまう可能性があります。
怪我の原因としてバランスを崩して転倒、重りを身体の上に落としてしまったなどの事故的要因もありますが、それとは別に腰痛、膝痛など疲労の蓄積が原因で体を痛めてしまう場合もあります。
パーソナルトレーニング怪我をしたら返金や保険は適用されるのか
パーソナルトレーニングを受けている時に万が一けがをしてしまった場合、多くのジムは責任を負わないと契約時に言わたり、入会時に記入する誓約書に書かれている所がほとんどです。
トレーナーが重りをお客様に身体の上に落としたり、マシン器具の整備不良などによってあきらかにジム側に重大な過失がある場合には、ジムが補償をしてくれますが、利用者の不注意などによって怪我をしてしまった場合には、ジムやトレーナーからの補償がないところが多いでしょう。
また、疲労の蓄積による腰痛や膝痛などが発生した場合はそれが直接的にトレーニングが原因なのかが特定が難しいため、補償されることは難しいです。
しかし、そこで簡単に諦めてはいけません。
明らかにジム側の過失によってけがを負わされた場合には、責任をジム側に取ってもらうべきであり、ジム側に訴えても何の補償もないと言われた場合には、泣き寝入りをせずに、怪我の状況が分かる写真、病院の診断書、パーソナルトレーニングジムの契約書などを保管しておき、消費者センターに相談するといいです。
もし、これでも解決しない場合には、弁護士に相談しましょう。
また、怪我を未然に防ぐためには経験と実績が伴ったトレーナーが在籍しているジムでパーソナルトレーニングを受けることがおすすめです。経験と実績があり質の高い一流のトレーナーが指導を行うパーソナルトレーニングジムでは、無理なトレーニングを強いることもないため、大きな事故やけがが起こることはほとんどありません。
また、これまでに多くのお客様のセッションを経験しているため、様々な要望に柔軟に対応してくれます。
実際に質の高いトレーナーを見分けるのは素人だと難しいので、初回のカウンセリングの際に歴が長いトレーナーに担当してほしいことをしっかりと相談しましょう。
どれくらいの金額が保証されるのか
では実際にパーソナルトレーニングを受けている最中に怪我をしてしまった場合、どれくらい金額が保証されるのかを見ていきたいと思います。
今回紹介するのはパーソナルトレーナー専用保険に記載されている最大補償額です。そのため、パーソナルトレーニングを受けるお客様が保険に入るわけではないので注意してください。
団体名 | 保険料 | 最大補償額 | 年会費(加入資格) |
NESTA | なし
(NESTA会員制度に含まれるため) + 傷害保険(任意加入) 月々2,000円 (加入者自身の入院・通院費用等の補償) |
最大1億円 | 12,000円 |
NSCAジャパン | 年額9,600円 | 非公開 | 正会員12,960円 |
JATI | 非公開 | 非公開 | 10,800円 |
日本スポーツ協会
(旧日本体育協会) |
傷害保険付帯型
PAタイプ22,890円 PBタイプ13,920円 |
最大1億円 | 日本スポーツ協会公認スポーツ指導者であること |
JHCA | 年額3,800円 | 最大1億円 | 10,500円 |
5つの団体の保険を見てみるとお客様がトレーニング中に怪我された場合の最大補償額は一億円となっています。また、JATIが管理している賠償責任保険に説明には
業務中のミスや不注意ととられる事故により、クライアントや第三者がケガや危険を負った場合、 指導者が損害賠償責任を問われる可能性があります。また、指導中の事故によりフィットネスクラブの機材が壊れた場合など、休業補償を請求されることもあります。 そのような法律上の損害賠償責任を負った場合に、損害に対して保険金が支払われます。
パーソナルトレーニングでの怪我の原因
それでは専門知識を持ったプロのトレーナーに見てもらいながらおこなうのがパーソナルトレーニングですが、怪我の原因にはどんなことが考えられるのでしょうか。
個人でおこなうトレーニングと比較的してみると怪我をする可能性はとても低いですが、これから紹介するようなことをしてしまっていると怪我の原因となります。怪我をしないためにもしっかりと目を通して置きましょう。
怪我の原因1:身体に負荷をかけすぎている
パーソナルトレーニングは自分だけで行うトレーニングとは違い、トレーナーが常にサポートしてくれるため通常よりも高重量の重り持ってトレーニングすることが可能となります。
そのため、ついつい頑張りすぎてしまって、いつも以上の負荷が身体にかかり許容範囲を超えてトレーニングをしてしまうと怪我の原因に繋がってきます。
当然プロのトレーナーがお客様の表情やフォームをみて負荷の量は調整してくれますが、それだけでは不十分こともあるので、きつすぎると思ったらトレーナーに相談しましょう。
怪我の原因2:間違ったフォームでトレーニング
よくある怪我の原因の一つに間違ったフォームでトレーニングでしていることです。
トレーニングは、適切なフォームでやることで、筋肉へ刺激を与えその結果筋肉が成長します。
逆に言うと、間違ったフォームでやると、間違ったところへ刺激を与え怪我の原因となります。
例えば腰痛を抱えている人は元々腰の筋肉を使いやすい状態にある人がほとんどです。そんな中、間違ったフォームでトレーニングをしてしまうと負荷が腰にかかり続け余計に腰痛を悪化させてしまいます。
一度痛めてしまうと、どうしても痛めた場所が気になってしまい、高負荷でトレーニングするのが怖くなってしまいます。そうならないためにもプロのトレーナーさんにフォームをみてもらいながらトレーニングするようにしましょう。
怪我の原因3:トレーニング後のケアが不足している
パーソナルトレーニングでは普段しない動きをしたり、重りをもっておこなうため当然に身体に負荷が多くかかります。
通い始めた初期の頃は筋肉痛も出るので身体に負荷がかかっていることがわかりやすいのでストレッチなどやお風呂でマッサージをおこなってケアをする方も多いと思います。
しかし、だんだん慣れてくると筋肉痛も出なくなり、以前よりも疲れが感じにくくなるのでついついケアを怠ってしまい疲労の蓄積の結果、怪我に繋がってしまいます。
柔軟性の低下は怪我を誘発してしまう原因になるため、ストレッチをすることを心がけましょう。
パーソナルトレーニングで怪我をしないためにできることとは
パーソナルトレーニングでは重りの扱いなどに注意すれば事故による怪我を防ぐことができますがそのほかの要因で怪我しないために自分自身でできることとはどんなことなのでしょうか。
パーソナルトレーナーに全部を任せっきりではなく、これから紹介することを参考に自分できることから怪我対策をしていきましょう。
1:事前に既往歴やその日の体調を伝える
まず始めにパーソナルトレーニングで怪我をしないために大事なことは過去の既往歴を初回のカウンセリングの際に伝えるようにしましょう。
過去に怪我をした部位やぎっくり腰の経験、肩こりがあるなど細かく伝えることが大切となります。過去のことなのでいきなり聞かれても思いつかないと思いますので、事前に準備することが大切となります。
また、トレーニング前に必ずその日の体調を伝えるようにしましょう。トレーニングでは体調によって動けるよう量やもつことができる重りの量が異なってきます。
無理は身体に厳禁です。特に女性は生理周期などで体調が変わりやすいのでしっかりとトレーナーに伝えるようにしましょう。
2:レッスン中に気になることはすぐに報告
レッスン中に気になったことはすぐに報告したり、質問するようにしましょう。
例えば、「フォームが合っているのかわからない」「どこの筋肉を使えばいいかわからない」「動いている最中に痛みが出ている」などはすぐに報告するといいでしょう。
痛みが出ているのに無理に続けてしまうと怪我の原因となってしまいます。
普段トレーニングしたことがない方は初めはわからないことだらけです。恥ずかしがらずに報告したり、質問することで結果的に理想の体を手に入れることに近づき怪我を防ぐことができます。
パーソナルトレーニングは決して安いん金額とは言えません。怪我を防ぐためや理想の身体を手に入れるために身体の専門家であるパーソナルトレーナーに存分に頼りましょう。
3:セルフケアで疲れをためない
先ほど怪我の原因の一つにトレーニング後のケアが不足していることをご紹介しました。
実際に腰痛や膝痛などは日頃、身体にかかる負担の蓄積により、痛めてしまうことが多いです。
また、柔軟性が低いと怪我につながりやすいため、しっかりとケアをしましよう。
トレーニング後にストレッチをしたり、お風呂の中で筋肉を揉んだりすることがおすすめです。
また、ジムによってトレーニング後に身体のケアをしてくれるところもあります。年齢を重ねていくと疲労も抜けていくのが遅いため、ケアは入念におこなうようにしましょう。
自分にあったペースでダイエットをしよう
パーソナルトレーニングはプロのトレーナーによるトレーニング指導と食事改善で短期間で理想の体を手に入れることができるのが最大のメリットです。
スポーツクラブに通って自分だけでトレーニングするのとは違い、プロに見てもらいながらトレーニングを受けることでダイエット効果も高く、安全性も高いです。
しかし、思わぬ不注意がトラブルの原因となってしまいます。
年々、パーソナルトレーニングジムの店舗数もパーソナルトレーナーの数も増えてきていて利用しやすくなっている反面、無理なトレーニングを強いるトレーナーも中にはいるため、今回の記事で紹介したことを参考にしてパーソナルトレーニングによる怪我を未然に防いで理想の身体を手に入れましょう。