【徹底解説】セルライトを自分で潰すと逆効果になってしまう理由!セルフケアをする時の注意点もご紹介!

気がつくとお尻や太ももなどにできてしまったセルライト。
エステやクリニックでケアをすると結構お金がかかるし…できれば自分でケアしたいという方も多いですよね。
しかし、セルライトのセルフケア方法について調べていると
「自分でセルライトを潰すのは逆効果」という情報もちらほらと見かけます。それは一体本当なのでしょうか?
今回は、自分でセルライトのケアをしたいという人へ向けて、
・セルライトを自分で潰すと逆効果になってしまう理由
・今日から出来る簡単なセルライト予防法
・セルフケアの注意点
などをご紹介いたします。
簡単なマッサージ方法も紹介しますので、自分でセルライトのケアをしてみたい方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
セルライトを潰してはいけない本当の理由
セルライトはよく”マッサージをして潰す”という表現をされていますが、これはセルライトの成り立ちを考えると正しくありません。
なぜセルライトは自分で潰してはいけないのでしょうか?
その理由を詳しくまとめてみました。
セルライトを潰すとさらにセルライトが増える!?
セルライトは一般的に「皮下脂肪」と呼ばれており、脂肪細胞が毛細血管やリンパ管を押しつぶして変形したものがセルライトとなります。
セルライトが出来ているだけでもその部位の毛細血管やリンパ管などを押しつぶしている上に、
自分でセルライトを潰そうと強くマッサージなどをすることによって、さらに毛細血管が破れたり脂肪細胞が広がってしまう可能性があるのです。
そうなってしまうと、体の中のコラーゲンが細胞を修復しようと働くため、
排出できなかった老廃物なども巻き込んで今以上に大きな脂肪細胞を作り、新しいセルライトを生み出す結果に。
マッサージでセルライトを潰してなくすつもりが、セルライトを増やすことになってしまうのです。
さらに、セルライトをなくしたいからと強くマッサージし過ぎると内出血を起こしてしまい、
足がアザだらけに…なんてトラブルもありますので、大切なイベントの前などは特に控えるようにしましょう。
エステのセルライトケアは潰している?
「セルライトは自分で潰してはいけない」と聞くと「エステでは潰してたよね?」と疑問に思う方もいますよね。
実際のところ、
エステでは「キャビテーション」という施術方法を使っており、超音波によって溶かされた脂肪をマッサージによって老廃物として流す施術
をしているため、セルライトを潰しているわけではありません。
セルライト除去というとエステでマッサージされているイメージが広まったため「セルライトは潰してなくすもの」といった勘違いが拡散したのかもしれません。
お金がかかってもプロにお願いしたい方はエステでのセルライト除去もおすすめです。
特に先ほどご紹介したキャビテーションは
- ・痛みがほとんどない(個人差があります)
- ・即効性がある
- ・体への負担が少ない
といったメリットがあり、痩身エステなどでも人気のメニューとなっています。
最近ではリーズナブルな料金で施術してもらえるセルライト専門店なども増えてきているため、エステに通う余裕がない方なども検討してみてはいかがでしょうか。
エステサロンを選ぶときに注意したいのが、「揉むだけのセルライトケアを提供しているエステサロン」です。
先ほどご紹介した通りセルライトは揉むだけでは解消しませんし、場合によってはセルライトを増やすことにもなりかねません。
マッサージをすることによって代謝を良くし、セルライトが出来にくい体にすると言うのであれば納得できますが
「マッサージのみでセルライトがなくなる」という宣伝文句のサロンは選ばないように注意しましょう。
潰したくなる…セルライトってそもそも何?
先ほど「セルライトを自分で潰してはいけない理由」をご紹介しましたが、そもそもセルライトとは何なのか、
どういったステップでできてしまうのかを詳しくご紹介いたします。
セルライトができてしまう原因をきちんと知っておくことでこれから気をつけなければならないことがみえてきますので、ぜひ参考にしてみてください。
セルライトの正体は「皮下脂肪」
セルライトというと脂肪の塊というイメージがありますが、実際には皮下脂肪の中でも皮膚の表面に現れる凸凹のことを指します。
一見、今の皮膚の表面に凸凹がない場合でも、数年のスパンをかけて作られていくものなので隠れセルライトが肌内部に潜んでいる可能性もあります。
セルライトは「肌の見た目が凸凹するため気になる」という人が多いですが、放っておくと健康にも影響が出てくるためできるだけ早めに改善するのがおすすめです。
セルライトができる原因は「血行不良」
まずは私たちの体の中でどのようにしてセルライトができるのか、詳しくまとめてみました。
①加齢による代謝の低下、体の冷え、ホルモンバランスの崩れなどが原因で血液の流れが悪くなってしまう。
そのため老廃物の排出が滞ってしまい、体内に不要な分泌物が溜まっていく。
↓
②脂肪細胞が溜まった老廃物を取り込んでさらに巨大化する
↓
③巨大化した脂肪細胞によってさらに血流が悪くなり、ますます老廃物が溜まっていく。
↓
④巨大化した脂肪細胞たちが合わさり1つの大きな塊となる。
体の内側から皮膚を圧迫するようになり、表面上にくっきりとした凸凹が現れるようになる
上記を見てわかるように、セルライトができる1番の原因は血行不良です。
1度セルライトができてしまうと、生活習慣を変えていかない限りどんどんセルライトができてしまう悪循環になってしまうのです。
セルライトのできやすい部位は「下半身」
セルライトができる原因を見ていくと、セルライトができやすい部位というのは脂肪のつきやすい部分であるといえます。
そのため、一般的に脂肪のつきやすいとされているお尻や太もも、膝、ふくらはぎなどの主に下半身がセルライトができやすい部位と言われています。
ただしセルライトは下半身だけというわけではなく、上半身ではあごなどのフェイスライン、二の腕といったところにもセルライトができやすい部位は存在します。
日本女性の8割は「セルライト予備軍」
特に女性は子宮を守るために下腹部に脂肪がつきやすい体の構造になっているため、お腹周りのセルライトに悩んでいる人が多いのも事実です。
実際、セルライトは皮下脂肪が多いとされる女性にみられることがほとんどで日本人女性の8割はセルライト予備軍とも言われています。
1度ついてしまったセルライトをなくすのはとても大変なので、正しいケアを毎日コツコツ続けていく必要があります。
セルライトがつきやすい部位をしっかりと意識しておくことによって、セルライトのケアをしつつ、
今後さらにセルライトを増やさないように予防していくことが大切でしょう。
セルライトが増えるとお肌や体調に異変も
先ほど「セルライトを放っておくとさらにセルライトが増えてしまう」とご紹介しましたが、そのままセルライトが増え続けるとどうなってしまうのでしょうか。
セルライトができる原因は血行不良や代謝の低下ですから、そういった体内環境が続いてしまうのは健康上あまりよくありません。
血行不良や代謝が低下したまま放っておくと、老廃物がたまってむくみやすくなったり、
身体の循環が悪く冷えやすくなったりして、お肌の調子が悪くなったり、体調が優れなくなってくることも考えられます。
セルライトは脂肪の塊で血管やリンパ管を圧迫している状態ですので、放っておかずに健康被害が出る前に早めに対処しましょう。
セルライトを潰さず、自分でなくす方法とは?
セルライトを自分で潰すと結果的にセルライトが増えてしまい、血管なども圧迫してしまうのですが、
それではセルライトを自分でなくすためにはどうすればいいのでしょうか。
セルライトをなくしていくには時間がかかるといわれており、簡単になくす方法はほぼありません。
しかし、時間はかかりますが徐々にセルライトをなくしていくことは可能です。
セルライトができるのは血行不良や代謝の低下など体内環境に問題があるため、まずはそこを改善していくことが求められます。
体内環境を改善していくためにはどういった習慣を取り入れていけばいいのか詳しくまとめてみました。
潰さないセルライト除去法1:お風呂で身体を温める
セルライト部分を触ってみるとひんやりしているのがわかりますが、これはセルライトができる原因の1つに身体の冷えがあるからです。
冷たい飲み物ばかり飲んでいたり、冷房に長時間当たっていたりすることによって身体が冷えてしまい、代謝が低下してしまいます。
代謝の低下はセルライトの原因になるだけではなく、女性の身体にとって様々な不調の原因にもなってしまいます。
では、身体を温めるため熱いお風呂に浸かったり、サウナを頻繁に利用すればいいのかというとそうではありません。
高い温度で身体を温めることによって急激に心拍数を上げてしまい、身体に負荷をかけることになってしまいます。
身体に負荷をかけずに温める方法としては、湯冷めしない程度のぬるま湯(40度前後)にゆっくりと約30分間浸かり、じわじわと温めていく方法がおすすめです。
潰さないセルライト除去法2:有酸素運動で脂肪を消費する
セルライトのできる原因として、運動不足による筋肉の衰えも考えられます。
筋力が弱まり、血液を送り出すポンプの役割が弱くなってしまうためセルライトが溜まりやすい体内環境が出来上がってしまうのです。
しかし、セルライトをなくすために激しい運動をたくさんすればいいというわけではありません。
先ほどご紹介したお風呂やサウナのように、激しい運動によって心拍数を上げすぎてしまうと、
運動で発生した乳酸という老廃物が血流にのってセルライトのところへ届きやすくなってしまうのです。
つまり激しい運動をたくさんしてもセルライトへ栄養を与えてしまうということになりかねないのです。
また、運動不足だった人が急に激しい運動を始めると膝や足首、筋肉を痛めてしまう可能性もあります。
そういったことにならないためにも時間をかけてじわじわと身体を温めていくような運動がおすすめです。
例えば、セルライト除去におすすめと言われているのがウォーキングです。
下半身につきやすいセルライトをなくすという意味でも下半身の筋肉を使って運動できますし、ウォーキングは運動強度も低く、
比較的長い時間行うことができることから、じわじわと身体を温めていく必要のあるセルライト除去にはうってつけです。
ウォーキングをできるだけ習慣化していくことで脂肪細胞を分解し、エネルギーとして消費していきましょう。
潰さないセルライト除去法3:セルフマッサージで撃退&予防
有酸素運動などと同時に行いたいのがマッサージによるセルライト予防です。
もっとも効果を期待できるのが入浴中のマッサージで、ぬるま湯に浸かりながらつま先から太ももの付け根までじっくりと揉むようにしましょう。
入浴中ではなくても入浴後などの身体が温まっているタイミングであればマッサージ効果が得やすいといえるでしょう。
逆にマッサージを避けたい時間は食後のタイミングです。
内臓が消化活動をしている時に内臓を刺激してしまうと、気分が悪くなってしまう可能性があります。最低でも30分は時間を置くようにしましょう。
ここで簡単にできる足のマッサージ方法をご紹介いたします。
step1:足ツボを押す
足の裏の真ん中、母指球の隣らへんの凹み部分に「副腎」という血行不良に効くツボがあります。
副腎は、糖の代謝を促すことに働きかけたり、自律神経を整えてくれる効果があります。
ツボを押すときは、親指で強く押し、左右の足を行うようにしましょう。
step2:足首から膝にかけて引き上げる
手のひら全体を使ってくるぶしの辺りから膝まで引き上げるようにマッサージします。
気持ちいいくらいの強さで、血行がよくなるようなイメージをしながら行うと良いでしょう。
step3:ふくらはぎを軽くねじるように揉む
足のポンプとも言われているふくらはぎを、雑巾を絞るような形で揉んでみましょう。
ただし、強くやりすぎると筋肉を痛めるため注意が必要です。
step4:膝裏に老廃物をためる
ふくらはぎをマッサージして膝裏に老廃物を集め、優しく押してから太ももへ流します。
step5:太ももも軽くねじる
膝裏から太ももの付け根まで少しずつ引き上げるようにマッサージした後、ふくらはぎと同様に軽くねじり上げます。
セルライトをセルフケアする時の注意点
セルライトのセルフケアをする上で注意したい点があるのでまとめてみました。
力を入れすぎない
力を入れすぎると圧迫されている血管をさらに圧迫して傷つけてしまうため、優しくケアするようにしましょう。
オイルやボディクリームを使う
マッサージをする際に何も使わずにマッサージをすると、肌の表面を摩擦で傷つけてしまい肌荒れの原因にもなりかねません。
オイルやボディクリームを使うことによってマッサージしやすくなりますので、毎回使うようにしましょう。
まとめ:セルライトは潰さず血行を良くして
今回はセルライトが気になっている方へ向けて、セルライトを自分で潰すとどうなってしまうのか、正しい対処法や気をつけたいことを詳しくまとめてみました。
セルライトは間違ったやり方でケアしてしまうとさらに増やしてしまうことにもなりかねません。
正しい知識を身につけて自分のペースでケアしていくように心がけましょう。