【お風呂上がりに】ストレッチにダイエット効果はある? おなかを刺激する簡単7つのストレッチ!
ダイエットを成功させるためには、運動や筋トレを継続しておこうなうことは必要不可欠。でも体を動かす習慣があまりない方からすると、運動や筋トレを積極的に行うのはなかなか難しいものですよね。
そこで悩める皆様にご提案したいのは『ストレッチダイエット』です。
「ストレッチだけで痩せられるの?」と思うかもしれませんが、実はストレッチにはカラダの燃焼力を高める重要な効果があるんです!ここではストレッチの効果やメリット・デメリット、お腹を刺激するストレッチ方法まで徹底的に解説いたします。しなやかできれいなカラダをつくるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ストレッチにはダイエット効果はある?
ストレッチと聞くとダイエットというよりも、全身のあちこちを伸ばしたり、血流を良くしたり、凝っている部分をほぐしたり、リラックスしたりするというイメージがありますよね。そのイメージのせいで、ストレッチぐらいではダイエット効果はあまり期待できないのでは? と考えるかもしれません。
確かに運動や筋トレと比較すると、ストレッチによるダイエット効果は低いかもしれません。しかしストレッチダイエットでも、正しい方法でおこない、継続することで確実に効果が期待できるのです。
ストレッチをおこなうことでよい刺激が体に与えられます。この刺激こそがダイエットに効果的な体を作るための重要な要素です。
知っておきたい!ストレッチのメリット・デメリット
ストレッチダイエットは正しくおこない、継続することで効果があります。そのストレッチダイエットが体にどのような影響を及ぼし、ダイエット効果を生み出すのか、まだピンと来ないかもしれません。そこでストレッチダイエットをおこなうことで得られる、メリットとデメリットについてお話していきましょう。
ストレッチのメリット1『基礎代謝がアップして脂肪燃焼効果もアップ』
ダイエットで運動効果をアップするために不可欠な「基礎代謝」。ストレッチは、基礎代謝をアップするというメリットがあります。基礎代謝が高いと、何気ない日常の動作でも脂肪燃焼効果を高めてくれるので、痩せやすい体になれます。
体が硬いと基礎代謝が悪くなり、せっかく運動しても痩せにくい体になってしまいます。また肩こりや腰痛、頭痛や原因不明の不調など、さまざまなトラブルを併発してしまうこともあります。
美容やダイエットのためだけでなく、毎日を快適に過ごすためにも、ストレッチで基礎代謝を上げていきましょう。
ストレッチのメリット2『自律神経を整え心身がリラックス』
お風呂から上がってリラックスしたときにおこなうストレッチには、ダイエット効果だけではなく、リラックス効果があります。夜寝る前にストレッチで体をほぐすことで、心身ともに穏やかに眠ることが可能になります。
寝る前にストレッチをおこなうと、自律神経のひとつとなる「副交感神経」が優位になります。副交感神経が優位になることで、脳内の成長ホルモンの分泌が活性化。その効果から、質の高い睡眠を得られるというメリットがあります。
ストレッチのメリット3『副交感神経を刺激するので食事制限がしやすくなる』
副交感神経が活性化し優位になると、食欲をコントロールしやすくなり、ついうっかり食べてしまうなどを防げます。過食行為をくいとめるのにも副交感神経が大きな影響を与えます。
その大事な役割を果たす副交感神経を活性化させるのが、ストレッチです。ストレッチで副交感神経をしっかりと働かせ、質の高い睡眠を得れば、おのずと無駄食いが減少していくことでしょう。睡眠不足は日中の食欲を増加させる傾向がありますので、ダイエット効果を出すためにもきちんと眠ることも大切です。
ストレッチのデメリット1『やり方を間違えるとケガなどのリスクがある』
ダイエット効果がある、リラックスしてストレス解消になる。そう思うあまりに、張り切ってストレッチをやりすぎていませんか? せっかくのストレッチも正しいやり方でおこなわなければ、効果が期待できなくなり、ケガや痛みの原因になってしまうこともあります。
注意するポイントは2つ、「反動をつけないこと」と「やりすぎないこと」です。
反動をつけてしまうと筋肉が正しく伸び切らず、腰痛などを引き起こします。リラックスするためにも深くゆっくりと呼吸をしながら、ゆっくりと伸ばしていきましょう。
またストレッチのやりすぎにも注意が必要です。継続することが大切であって、一度にたくさんおこなえば良いわけではありません。無理をして体を痛めないようにしましょう。
ストレッチのデメリット2『ストレッチだけでは痩せられない』
ストレッチはダイエット効果があるとお話しましたが、ストレッチだけで満足のいく効果を速やかに出すのは難しいでしょう。本格的に、できるだけ早く効果を出したいのであれば、他のダイエット方法と組み合わせることをオススメします。
他のダイエット方法と組み合わせることで相乗効果を産み、痩せやすい体作りができるでしょう。しかしその分やることが増えますので、いろいろやるのは面倒だと感じる方にはデメリットとなるかもしれません。
にっくきおなかの脂肪をやっつけよう! おなかに効くストレッチ7選
どうせストレッチダイエットをするなら、気になるおなかの脂肪をやっつけたい! ストレッチにもいろいろな方法がありますが、今回は女性の気になる部分である「おなか」に効果のあるストレッチに注目してご紹介していきましょう。
1.レッグレイズ
ぽっこり下腹のお肉をなくすなら「レッグレイズ」がオススメです。丁寧に正しいやり方でおこなえば、憧れの美ボディなおなかも手に入ります。やり方を間違えると外側の筋肉を鍛えてしまいますので要注意。インナーマッスルを意識して鍛えていきましょう。
【レッグレイズのやり方】
1.あお向けに寝転がり、背中を床にぴったりとくっつけます。肩や腰が浮かないように注意。膝を立てて、体の側面に置いた手のひらも天井を向くようにしましょう。
2.下腹に力を入れおなかが平らになるようにキープしつつ、ゆっくりと息を吐き出しながら両足のヒザから先を持ち上げていきます。床とヒザ下が平行になったらその高さをキープし、ヒザを前後に交互に動かしていきます。
2.ゴキブリ体操
簡単におこなえるのに、おなかだけではなく腕や太ももにも効果が期待できるストレッチ。名前に戸惑いを感じるかもしれませんが、怖くないので安心してください。
【ゴキブリ体操のやり方】
あお向けに寝転がり、両手と両足をまっすぐ持ち上げ、体に対して90度になるようにしましょう。そのまま両手と両足を小刻みに震えさせます。
3.フラミンゴのストレッチ
美しいフラミンゴを連想させるストレッチは、ウエスト周りに効果があります。寝転がっておこなうので簡単におこなえます。
【フラミンゴのストレッチのやり方】
1.あお向けに寝転がり左足を立て、そのまま右側にパタンと倒しましょう。
2.倒した左足の膝を右手を使い、ゆっくりと床に押し付けていきます。
3.左手は自由にしていて構いませんので、左ヒザと左肩が床から浮かないようにし、顔を左手のほうにむけます。
4.サソリのストレッチ
サソリのストレッチでは筋力の衰えとともに下がってしまう内臓を、正しい位置に引き上げる効果があります。そうすることでぽっこりおなかが解消されます。
【サソリのストレッチのやり方】
1.あお向けに寝転がり両方のヒザを立て、そのまま足を天井に向けてまっすぐ持ち上げます。両手で腰のあたりを持つようにサポートすると足が上がりやすくなります。
2.足先を頭の方向に向けてゆっくりと下ろし、体がふたつ折になったところでキープします。
5.おなか凹ませストレッチ
骨盤ストレッチにもなるこのストレッチで、ぽっこりと出てしまった下腹を引っ込めましょう。
【おなか凹ませストレッチのやり方】
1.足を肩幅程度に広げて立ち、腰骨に左右それぞれ手のひらをあてます。
2.骨盤の位置と動きを意識しながら腰を前後にゆっくりと動かします。
6.ウエストがくびれるストレッチ
ウエストのくびれを作るストレッチです。背骨のなかでも胸の部分に当たる「胸椎」を意識して動かしましょう。
【ウエストがくびれるストレッチのやり方】
1.背筋をまっすぐ伸ばして立ち、腰の付け根の部分から、ゆっくりと上半身を右にひねります。
2.軽くひねりきったら一呼吸いれて、そのまま3秒間キープ。
3.ゆっくりと上半身を正面に戻し、今度は左にひねって同じように3秒キープ。
7.ガス抜きのポーズ
おなかにガスがたまりやすい人にオススメのストレッチ。寝転びながら気軽にできるので、気が向いたときにやるもよし、テレビを見ながら、お風呂上がりのスキンケアをしながらやるも良しです。
【ガス抜きのポーズのやり方】
1.あお向けに寝転がり、両膝を胸に近づけるように引き寄せ、両手で抱きかかえます。
2.ヒザを胸に引き寄せ、限界が来たらそのままの状態で1~1分半程度キープしましょう。
ダイエットに効果的なストレッチについてのQ&A
ストレッチをする際に気になることはありませんか? ダイエットに効果を出すことができるストレッチダイエットを実践する上で、知りたい・気になることをQ&A方式でご紹介しましょう。
Q.一日のなかでどのタイミングが最適?
A.適切なタイミングは異なります。
ストレッチには静かな動きをおこなう「静的ストレッチ」と、運動に近い「動的ストレッチ」の2種類があります。ストレッチをおこなうベストなタイミングは以下のとおりです。
ベストなタイミングその1『夜、寝る前』(静的ストレッチ)
反動をつけたり、勢いをつけたりせず、ゆっくりと丁寧に筋肉を伸ばしていく静的ストレッチ(スタティックストレッチ)。リラックス効果が高く、静かな動きをメインとする安全なストレッチです。ストレスがたまっているときや、緊張を解したいときにもオススメです。夜、寝る前におこなうことで、質の高い睡眠が得られるなど相乗効果があります。
ベストなタイミングその2『朝』(動的ストレッチ)
体を動かしながらおこなう「ダイナミックストレッチ」や、反復運動ではずみをつけながらおこなう「リスティックストレッチ」のような、いわゆる「体を動かすこと」をメインとしている動的ストレッチは、準備運動と捉えるとわかりやすいでしょう。ラジオ体操なども動的ストレッチに含まれます。朝起きたときや、出かける前に、今日一日の準備体操がてらにおこなうことをオススメします。
Q.ストレッチの効果を出すためには週に何回、何分やればいい?
A.ストレッチは継続することと、短い時間でおこなうことが理想とされています。
忙しくて昨日ストレッチができなかったので、その分今日もやろうという考え方はオススメできません。数分という短い時間でも構いませんので、毎日継続することを第一の目標としてみてください。
ストレッチをおこなった場合の効果持続時間は、およそ8時間程度と言われています。つまり、寝る前におこなったストレッチの効果は朝には切れています。こまめに少しでも良いのでストレッチをする習慣をつけることが、効果を出すための最善の方法となります。
効果が出るまでにも個人差がかなりありますので、いつでもどこでも、気が向いたら小さなストレッチをおこなう習慣をつけてください。
ストレッチにオススメのアイテム
ストレッチダイエットは、特別な道具を用意しなくてもスペースさえあればおこなうことが可能です。ストレッチの内容によっては、立っている・座っているスペースさえあればできるものもあります。ですが、ダイエット効果を期待するのであれば、さまざまなアイテムを駆使することもオススメです。
ヨガマット
材質や分厚さ・長さなど、種類が豊富なヨガマットは床に敷くことで、ストレッチの際の体の負担を軽減してくれます。ヒジやヒザを支点としておこなうストレッチなどの場合は、ヨガマットがあるとないのとでは大違いです。布団やタオルの上では滑ってしまうこともありますが、ヨガマットなら滑り止めもついていますので安心です。
ストレッチポール
日々のストレッチをサポートしてくれるアイテム「ストレッチポール」は、太い筒状のしっかりとした素材でできています。背骨の下になるように床にポールを置き、その上に寝転がってみれば、それだけでもストレッチができています。
ストレッチだけではなく、姿勢の改善や筋トレにも一役買ってくれる万能アイテム。ただストレッチするだけでは得られない気持ちよさがあるのでオススメです。
アプリ
いつも同じストレッチだけでは満足できない、飽きてしまうなど、毎日繰り返しおこなっているとそのような問題も出てくるでしょう。その悩みを解決してくれるのは、スマートフォンなどで使えるエクササイズ用のアプリです。
寝る前のリラックス効果に特化したものや、全身を鍛えるトレーニング要素の強いストレッチアプリなど、多種多様なアプリが開発されています。もちろん無料で使用できるものも多いので、自分にあったものを探してダウンロードしておくと便利です。
お風呂上がりにストレッチで癒やしながらダイエット!
肩こりや腰痛、立ちっぱなし、座りっぱなし。そのようなストレスフルな体を夜寝る前にリセットできるストレッチダイエット。忙しい毎日を送る女性にはオススメのダイエット方法です。
ただし、ストレッチだけで満足のいくダイエット結果を生み出すのは、なかなか骨が折れることでしょう。そこでまずはストレッチをおこなう習慣を身に着け、徐々に簡単な運動や食事制限、ジムやエステに通うなどの複数要素を取り入れていってはいかがでしょう?
そうすることで、理想的な美しいボディラインを手に入れることができるはずです。まずは1週間、お風呂上がりのストレッチから始めてみませんか?