【ストレス解消にも】ホットヨガが自律神経に与える効果は？自律神経を乱してしまわない対策も徹底解説！

ホットヨガは近年、女性を中心に人気を集めています。ホットヨガは健康的な肉体を手に入れることはもちろん、自律神経への好影響も期待できることをご存知でしょうか？

ホットヨガを行うことでストレスを解消したり、血行を促進することができ、心身ともに健康なカラダを手に入れることができるんです！

ホットヨガが自律神経に与える効果とは？

ホットヨガが自律神経に与える効果とは、どんなものがあるのでしょうか？自律神経とは、交感神経・副交感神経から構成される神経であり、人間の生命活動を調整する機能があります。自律神経は常に活動していて、主に以下のような働きがあります。

• 呼吸
• 心臓の動き
• 体温の調整

自律神経が整っていれば、心身ともに健康的に生活を送ることが可能になります。では、ホットヨガは自律神経にどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか？

ストレス解消で自律神経が整う！

ホットヨガ（通常のヨガも含む）は元々、精神の安定を得るという目的で考案されたものです。ホットヨガには様々なポーズがあり、どれもがゆったりとした動きをとります。ポーズひとつひとつに集中することで雑念が取り払われ、ストレスの解消に繋がります。ホットヨガでストレスを解消するには、

• 正しいポーズ
• 正しい呼吸法
• 雑念を取り払う

ことをマスターする必要がありますが、慣れてくればくるほど、自身のストレスマネジメントを柔軟に行うことができます。

ホットヨガのメリットの1つに、ストレス解消効果があります。人間は外的・内的要因によってストレスを感じます。そしてストレスを感じることにより自律神経が乱れます。

自律神経は心身の健康を司るため、その乱れによりストレスだけでなく頭痛や吐き気を感じたり、女性の場合ホルモンバランスが乱れるといったケースも生じます。

自律神経失調症に効く！ホットヨガの効果について

ホットヨガが自律神経失調症に効果的なのかについて考えていきます。ホットヨガは深い呼吸と集中により、副交感神経の働きを安定させるのに効果的です。

また、温かい環境で行われるのでカラダを芯から温めることができ、副交感神経の働きを調整する効果が期待できます。

自律神経失調症は正式な病名ではないものの、自律神経が乱れることで生じる心身の症状を指します。自律神経失調症による症状は人それぞれ異なりますが、主に以下のような症状が見られます。

• 吐き気
• 頭痛
• 動悸

女性の場合はホルモンバランスの乱れによる生理不順、男性は性欲減退などが挙げられます。その他やる気が出ない、だるいという症状もありますが、病院に行っても特定されにくい症状です。

自律神経失調症は、副交感神経の乱れによって生じます。副交感神経は「ブレーキを掛ける」役割を持つ神経と言われます。具体的には、副交感神経は睡眠時やリラックス状態の時に優位になります。

ホットヨガが自律神経に与える悪い影響とは？

ここまで、ホットヨガが自律神経に与える良い影響について見てきました。では、ホットヨガを行うことで自律神経に悪い影響を与えることはあるのでしょうか？実はレッスンの際には注意すべき点があり、認識不足により悪影響を及ぼす可能性も0とはいえません。

以下ではホットヨガが自律神経に与える悪影響について解説します。レッスンを行う際には、漠然と行うのではなく、自身の健康面とも向き合いながら無理のない範囲で行うことが大事です。

温度差が自律神経への負担を招く

ホットヨガは高温多湿の環境で行ないますが、この環境がメリットとともにデメリットをもたらすこともあります。ホットヨガを行うことで大量の汗を流し、それにより軽度の脱水状態に陥ってしまう場合があるのです。

脱水状態自体、健康に対して非常に望ましくない状態ですが、さらに自律神経にも悪影響を及ぼします。

自律神経は非常にデリケートな存在であり、ちょっとした環境の変化にも反応します。特にホットヨガのように温かい環境で行うアクティビティでは、温度差に自律神経がうまく対応できないということもあります。ですので、ホットヨガを行う際には

• 水分補給をこまめに行う
• 無理に続けようとしない
• 無理なポーズをしない

ということが大事になります。

良いor悪い影響を受ける人の割合って？

ホットヨガを行うことで得られる良い影響および悪い影響について解説してきました。では、実際のところホットヨガで良い影響を受ける人と悪い影響を受ける人の割合はどうなのでしょうか？

多くの人が悪影響を受けてしまうのであれば、抵抗が生まれてしまいます。

これからホットヨガを始めようと考えている人や気になっているという人にとってはこの点は非常に重要なポイントといえます。以下、その割合について確認していきます。

良い影響を受ける人が圧倒的多数！

結論から言うと、ホットヨガを行うことで良い影響を受けるという人が圧倒的多数となっています。もちろん、ホットヨガは温かい環境で行なうので、体調管理は正確に行う必要があるということは言うまでもありません。

しかし、ホットヨガは講師の指導に正しく従う、自分に合ったレベルで行うことで、確実に良い効果を得ることができます。

ホットヨガではプロの講師がヨガポーズ・呼吸法についてしっかり指導してくれます。また、レベルに沿ってクラス分けされているので、初心者の方が上級者と一緒のクラスでレッスンを行うということはありません。

プロによる正しい指導と、自分のレベルに合った内容でレッスンを行うことで、段階的にヨガのレベルを上げることができます。

ヨガは激しい運動を行う精神鍛錬の場ではなく、あくまでも心身のバランスを整えることが目的なので、普通に行っていれば良い影響を受けることができます。

自律神経が整うことの3つのメリットとは？

自律神経は心身のバランスを整える重要な役割を果たしています。したがって当然ながら自律神経が整っていればそれだけ肉体的・精神的にも充実した生活を送ることができるということになります。

ホットヨガを行うことで自律神経を整えることができますが、具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか？

自律神経が整うことで得られるメリットはいくつもありますが、特に以下のような3つのメリットがあります。

ホルモンバランスが安定する

まず、自律神経が整うことでホルモンバランスが安定します。男性・女性ともに特有のホルモンが存在しますが、ホルモンバランスが乱れることで

• イライラしやすくなる
• 女性の場合は生理不順になる
• カラダが冷えやすくなる

といった症状が出てしまいます。

男性もホルモンバランスが乱れると心身ともに不調を感じます。

ホルモンバランスを整えるには適度な運動と、ストレスを解消することが大事になります。ホットヨガは温かい場所で行うので、適度にカラダを動かすことができるだけでなく、ホルモンバランスの乱れを引き起こす冷えを解消できます。また、適度な発汗作用もストレスの解消に繋がり、ホルモンバランスを安定させます。

ホルモンバランスの乱れは特に女性に対して顕著ですが、ホットヨガを行うことでホルモンバランスを安定させることができ、一度乱れたバランスを取り戻す効果も期待できます。

ストレスの解消につながる

上記のホルモンバランスの点でも少し触れましたが、ホットヨガにはストレス解消効果が期待できます。

現代社会ではストレスを引き起こす要因にあふれており、些細なことで何かとストレスを感じてしまいがち。仕事・プライベートでストレスを感じると、体調を崩す要因にもなります。

ホットヨガには、次のような働きによりストレス解消効果が期待できます。

• 発汗作用
• ゆったりとした動き

高温多湿の環境によってもたらされる発汗作用には、ストレス解消効果があります。特に女性は普段あまり汗をかかないという人が多いので、ホットヨガでしっかり汗を流すことがストレス解消につながります。

また、ホットヨガのポーズはゆったりとした動きを要求されます。このゆっくりとした動きの中で高い集中力が生まれ、余計な考えが取り除かれます。この効果はホットヨガを行っている最中だけでなく、日常においても発揮されるので、余計なことに気を散らすことなく、ストレスへの耐性を高めることができます。

血行がよくなる！

温かい環境で行うホットヨガには、血行を促進する効果も期待できます。

血行が滞ってしまうと、それが冷え性につながったり、カラダの特定の部分がむくんでしまうことがあります。特に女性は男性よりも血行が悪い傾向にあるので、ホットヨガでカラダを温めることには大きな意味があります。

カラダの一部だけが異常に冷えてしまうというような人でも、ホットヨガを行うことで全身を温めることができ、それが血行の促進につながっていきます。血行がよくなることによるメリットは、冷えの改善にとどまりません。血行は臓器や筋肉の働きにも作用するので、カラダのコンディションを整える上では非常に重要です。

血行の改善により病気の予防にもつなげることができます。

万が一、悪い影響を受けてしまったときの基本対策とは？

ホットヨガを行う事によって得られるメリットは多岐に渡ります。正しい方法で行えばそれだけ自律神経や筋肉の働きを改善し、健康的なカラダを手に入れることができます。

しかし、上記でも少し触れたように、ホットヨガは万全の状態で行わないと望ましくない症状が出る可能性もあります。では、ホットヨガを行って万が一悪い影響が出てしまったときには、どのような基本対策を行うべきなのでしょうか？以下、詳しく解説していきます。

そもそも悪い影響が出てしまう原因って？

そもそも、ホットヨガを行うことで悪い影響が出てしまう理由はどこにあるのでしょうか？悪い影響とは、体調を崩してしまう、自律神経が乱れてしまうというような状態になってしまうことを指します。

ホットヨガによる悪影響は、個人の体質や生活習慣にもよりますが、以下のような認識や対策が不足してしまうことでも生じてしまいます。

• 水分補給をしない
• 無理をしてしまう
• 生活習慣が乱れている

レッスンの間水分補給をしないというのは脱水症状の原因となり危険です。また、ホットヨガの環境に慣れていないにもかかわらず、無理して頑張ってしまうというのもよくありません。我慢をすることで心身ともに鍛えることができているという感覚にもなりますが、これはホットヨガの本来の目的とはかけ離れたものです。

せっかくホットヨガに通っているのに、レッスンの日以外の生活リズムや習慣が乱れているような人も、悪影響を受けやすくなります。食生活が乱れていたり、睡眠が不足しているような状態でホットヨガを行うことで、体調を崩してしまうこともあります。

水分をしっかり補給しよう！

ホットヨガを行う上では、水分補給を徹底しましょう。

水分補給に関して誤解をしている人が実は多く、「せっかく汗をかいたのに水を飲んだら体重が落ちない」と思ってしまう人がいます。しかし、水を飲まないと発汗が促されず、むしろ水を飲むことで代謝を促進することができるんです。

水分補給を怠ることは代謝の促進を妨げ、また筋肉がつる原因にもなります。ホットヨガのメリットである血行の促進効果を得るためには、むしろ水は積極的に飲むべきなんです。水分補給にはカラダを不調から守るという効果だけでなく、ダイエット効果を高める効果も期待できます。

飲む水の量については個人差がありますが、最低でもレッスン中に500mlは飲んでおきたいところです。

充分な睡眠をとろう！

十分な睡眠をとることも、ホットヨガで悪影響を引き起こさないためには大事な要素の1つ。

睡眠不足は日常生活にデメリットしかもたらしません。集中力の低下はもちろん、疲労感が抜けない、胃がもたれるといった状態を引き起こしやすくなります。

このような状態でホットヨガを行っても体調を崩すのは明白です。ホットヨガの効果を最大限に得るためには、レッスン前日だけでなく、日頃からの睡眠時間を適切に確保することが必要です。睡眠時間に関する議論は多くされていますが、まずは最低でも6時間は寝るようにしましょう。

また、睡眠の質も意識し、

• 暗い部屋で寝る
• テレビや音楽を流しっぱなしにしない
• 寝る前にスマホ・パソコンを見ない

という意識付けもポイントです。

無理なヨガポーズを長時間続けるのは控えよう！

ホットヨガでは、数多くのヨガポーズを習得できます。各ポーズは初心者レベル〜上級者レベルに分かれており、当然ながら初心者の場合は簡単なポーズからスタートします。無理のない範囲で行うというのがホットヨガでは大事であり、無理なポーズを長時間続けるのは禁物です。

無理なヨガポーズを行うことで呼吸が乱れてしまい、それがストレスにつながることもあり、またそれをムキになって長時間行うことで、ついつい水分補給を忘れてしまうということもあります。ホットヨガの本来の目的は、心身のバランスを取りながらリラックスして行うという点にあります。

ひとつひとつのヨガポーズを覚え、できるようになったら次のポーズというような形で、自分のペースで行なうという意識を持ちましょう。

適度な頻度でホットヨガ教室に通おう！

ホットヨガは基本的には温度39℃、湿度60％の状態で行ないますが、スタジオによってはこの状態よりも低温、もしくは高温に設定しているところもあります。ホットヨガ初心者の人の場合、どうしても暑さにやられてしまって体調を崩してしまうという人も少なくありません。

まずは自分に合った環境でホットヨガをするということが大事です。通常よりも低温の環境で行ってカラダを慣らし、慣れたところで温度を上げていくという形で行、体調を崩すリスクも軽減されます。

まとめ：ホットヨガで自律神経を整えよう！

以上、ホットヨガが自律神経に与える影響について解説してきました。ホットヨガにより得られる効果は数多くあります。正しい方法をマスターすることで、健康的なカラダだけでなく精神面の安定も得ることができます。自律神経を整える上で、ホットヨガは非常に効果的です。

初心者の方の場合、まずは基本に忠実に行なうことが大事。ホットヨガで自律神経の機能を整えることができれば、生活の質が一気に向上します。原因はよくわからないけれどストレスを感じている、気分がすぐれないという人は、ホットヨガに挑戦してみてはいかがでしょうか？