【あなたはどっち?】ヨガとピラティスの違いは何??それぞれの特徴と本来の目的を徹底解説!
ダイエットや美容の分野で注目されている「ピラティス」や「ヨガ」。それぞれの違いを詳しく説明できる!という人は、少ないのではないでしょうか。これから、ピラティスやヨガを考えている人は、それぞれの特徴や目的をきちんと理解しておきましょう。
ヨガもピラティスも正しい動きが効果を得るためのポイントになるので、正しい動きを覚える必要もあります。今回は、ヨガとピラティスの違いや、目的に合わせた選び方について紹介します。ぜひ、参考にしてください。
目次
ダイエットや美容に効果的!女性に大人気のヨガとピラティス
女性に大人気の運動法にヨガやピラティスがあります。ダイエット目的であればピラティスが効果的、美容ならヨガが効果的と言われています。また、身体的な健康を目的に運動するならピラティスがおすすめです。
女性人気が高いのは、ヨガもピラティスも少ない動きで効果の実感ができる点です。ヨガやピラティス教室に通って正しいフォームを覚えれば、自宅で空いた時間を使って行うこともできます。
どちらも体に負担をかけず、時間をかけてゆっくりダイエットや美容効果を求める人にはおすすめです。また、フォームやポーズによって負荷をかける筋肉が異なるため、部分ダイエットや美容効果が得られます。柔軟性が高いのも、ヨガやピラティスのメリットです。
ヨガとは?心と身体のバランスを整える健康法
ヨガが美容やダイエットに効果的!という声は多くありますが、そもそもヨガとはどんな運動法なのでしょうか。ヨガという言葉には、サンスクリット語でつながりを意味しています。心と体、心と魂がつながっている状態で、呼吸や姿勢、瞑想を組み合わせて心身の緊張を解します。
心と体のバランスを整え、体調不良改善やダイエット、美容効果が期待できます。呼吸や瞑想を組み合わせることで、集中力を高めることや穏やかな精神状態を作る効果も期待できます。
瞑想、ストレッチ、深い呼吸でリラックス効果抜群
仕事や家事、人間関係など、さまざまなストレスを抱えている人は少なくありません。ストレスは万病の元と言われており、放っておくと心のバランスが乱れてしまい、肉体・精神の病気になる可能性もあります。
ヨガには、万病の元となるストレスを緩和し、リラックスする効果があります。これは、ヨガの動きに含まれている、瞑想やストレッチ、深い呼吸で自律神経を整えるからです。動作もゆっくりで、深くリラックスできます。
ポーズを取りながら呼吸を整え、ゆっくりと流れる時間を感じられるのがヨガの魅力です。精神的に落ち着き、ストレスを取り除くことで、精神的・肉体的な疲れが解消できます。自律神経の働きを整え、ストレス改善にも効果的です。
ピラティスとは?体幹の安定&インナーマッスルの強化
ピラティスは、西洋のヨガと呼ばれる運動法。体幹やインナーマッスルを鍛え、バランスの取れた体を作るのが目的です。精神面をコントロールするヨガは、ポーズをとって止めますが、ピラティスは常に動き続けなければなりません。
体の外側にあるアウターマッスルではなく、深層部分にあるインナーマッスルを鍛えるのがピラティスです。全身のバランスを整え、スムーズなサポートを行います。骨盤のゆがみや姿勢改善、肩コリにも効果的です。
正しい骨格への意識が大切!マシンを用いることも
ピラティスで重視するのは、正しい骨格への意識!ヨガが呼吸法を重視するのに対し、ピラティスは姿勢を重視しています。正しい骨格を作ることにより、体力がない人や運動経験が少ない人でも行いやすい特徴があります。
ピラティスも教室やスタジオで行うケースが多いですが、より骨格を矯正するために専用マシンを用いて行う場合もあります。静のヨガに対し、動のピラティスとも言えますが、運動経験が少ない人でもトライしやすいエクササイズです。
血行促進や脂肪燃焼が高いですが、満腹や空腹のときに行なうのは控えましょう。インナーマッスルに効果を働きかけるのが目的なので、筋肉量が増えて新陳代謝が上がります。太りにくい身体に変化していくでしょう。
ヨガとピラティスはどう違う?大きな3つの違い
「ヨガ」と「ピラティス」のどっちをしたらいいのか分からない!と悩む方もいるかもしれません。実際にやってみないと分からない部分もありますが、それぞれの運動法は似て非なるものであり、得られる効果や動きも異なっています。
ここでは、ヨガとピラティスの違いについて以下の3つのポイントを紹介していきます。
- 発祥の違い
- 効果の違い
- 呼吸法の違い
それぞれの違いを理解し、ヨガとピラティスのどちらの方が自分に合った運動法なのか考えてみましょう。
【ここが違う①】発祥:何を目的として生み出されたの?
ヨガもピラティスも、動きの根源にあるのはヨガです。つまり、ピラティスはヨガから派生した新しい運動と言えます。ただし、ヨガとピラティスはエクササイズを行う目的が根本的に異なるため、それぞれで得られる効果は異なるのが特徴です。
ヨガと言えばインドをイメージする人も多いと思いますが、ピラティスと聞いてもピンと来ない人は多いのではないでしょうか。ピラティスは、ドイツの従軍看護師だったヨゼフ・ピラティス氏が考案して現在に至っています。
ヨガの動きを基本とした運動法は、ピラティス以外にもたくさんあり、パワーヨガやハタヨガなどもピラティスのように派生したヨガです。ヨガの種類によって作り出された目的は異なるので、自分が運動する目的にあった運動法を探す必要があります。
ヨガは「インドの思想体系から」、ピラティスは「兵士のリハビリから」
ヨガとピラティスは、どんな目的で誕生したのでしょうか?ここでは、それぞれの運動法の目的の違いを紹介します。
- 「ヨガ」
ヨガはインドの思想体系に根差した修行、治療法で悟りを学ぶことが目的として誕生しました。今では、ヨガと言えばリラックス効果や、ストレス解消の運動法というイメージもありますが、修行の一環としてスタートしています。
- 「ピラティス」
ピラティスは、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリを目的に開発された運動です。現在では、姿勢が改善し、ボディラインが変わるスペシャルメソッドとして、知られるようになりました。
このように、ヨガやピラティスが生まれた目的が異なることで、得られる効果にも違いが出ています。
【ここが違う②】効果:ポーズやエクササイズを通して・・・?
ヨガやピラティスでは、得られる効果にどんな違いがあるのか気になりますよね。ヨガはポーズを取りながら瞑想も行い、一定のリズムで呼吸をします。腹式呼吸は副交感神経に働きかけるため、リラックス効果が得られるわけです。
ピラティスに関しては、体を柔軟に整えて鍛えます。短時間でも効果が出て、ヨガ同様にマットと動きやすい服装があれば、簡単に始められるのも特徴です。筋肉のバランスが整えられ、ダイエット効果も期待できます。
このように、ヨガとピラティスでは、動きや作用が異なることで、得られる効果が大きく変わってくるのも特徴です。それでは、ポーズやエクササイズを通して、どんな効果が得られるのか、さらに詳しく見てみましょう。
ヨガは「精神的な健康」、ピラティスは「身体的な健康」
ヨガとピラティスの効果の違いを大きく分けると、ヨガは「精神的な健康」、ピラティスは「身体的な健康」です。どちらも健康で生きるためには欠かせません。
- ヨガの「精神的な健康」とは
ヨガもピラティスも一定時間体を動かすので、一定のリフレッシュ効果はあります。ただし、ヨガの方が瞑想や深い呼吸でリラックス効果は高くなり、よりメンタル面に対する効果が高まります。
- ピラティスの「身体的な健康」とは
ヨガもピラティスも身体を動かし、筋肉に刺激を与えて新陳代謝を促すため、身体的な健康効果は高まります。ただし、ピラティスの方が肉体によりアプローチするため、体質改善につながって身体的な健康を作れます。
このように、ヨガとピラティスには効果が大きく異なります。どちらも身体的、精神的な効果はありますが、その程度の大きさはヨガとピラティスで異なっているので、どちらの効果を重視するかで決めていくと良いでしょう。
【ここが違う③】呼吸法:活性化させる神経が異なる!
ヨガの動きやポーズを知っていても、それがピラティスに使えるとは限りません。ヨガとピラティスでは活性化させる神経が異なっていますが、呼吸法が違っていることも理由の1つです。それぞれの呼吸法の違いを理解し、得られる効果の違いも知りましょう。
ヨガもピラティスも呼吸法をマスターすることが、効果の実感への近道です。最初のうちは、呼吸法を覚えるのにも時間がかかってしまいますが、教室やスタジオでインストラクターに指導してもらうと、早く覚えられておすすめです。
どれだけ正しいポーズや動きをしても、呼吸法が間違っていると正しい効果が得られないので注意しましょう。当然、ヨガとピラティスを同時に行う場合は、それぞれの呼吸法をマスターしなければなりません。
ヨガは「腹式呼吸」、ピラティスは「胸式呼吸」
ヨガとピラティスの呼吸法は、腹式呼吸と胸式呼吸を覚えれば大丈夫です。それぞれの呼吸法の特徴について紹介します。
- ヨガの「腹式呼吸」
ヨガの腹式呼吸は、お腹を膨らませながら行う呼吸法です。背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。そして、口からゆっくり息を吐き出して、お腹をへこませて体の中の悪いものをすべて出し切ります。
- ピラティスは「胸式呼吸」
ピラティスで用いられる呼吸は、胸式呼吸と呼ばれています。息を吸うときに胸を膨らませ、反対に息を吐くときに胸を縮める呼吸法です。胸式呼吸をしながら、さまざまなポーズを取ります。
このように、腹式呼吸と胸式呼吸では呼吸の仕方が大きく異なるので、違いを理解して正しい呼吸を行いましょう。
【共通点】ピラティスはヨガを参考に体系化された
ヨガの経験者がピラティスを行うと、ピラティスの動きがヨガに似ていると感じるでしょう。ピラティスはヨガを参考に体系化された運動法だからです。ただし、ヨガの動きをマスターしていても、そのままピラティスに使えるとは限りません。
あくまで、ヨガの動きを参考にしただけであり、ピラティスとヨガは似て非なる物です。呼吸法も異なり、ポーズも異なり、当然ながら効果も異なってきます。そのため、ヨガとピラティスを同時進行しながら教室やスタジオに通う人も少なくありません。
ヨガがベースになっている運動法は多いですが、ヨガのポーズの原型がない運動法も多くあります。その点、ピラティスはヨガを感じさせられる動きが残っているため、ヨガの経験者なら馴染みやすいでしょう。
おすすめな人は?目的に合わせて選ぼう!
ヨガやピラティスにおいて、確かな効果を得るためには目的を明確にする必要があります。どちらも身体的、精神的な効果が得られますが、比重の大きさはヨガとピラティスで異なります。
一般的に、ヨガがおすすめの人は体質改善&リラックスしたい人と言われており、ピラティスがおすすめの人はダイエットをしたい人と言われています。ここでは、それぞれの違いを解説していきます。ヨガ、ピラティス選びの参考にしてください。
【ヨガ】体質改善&リラックスしたい方におすすめ!
「年を取って痩せにくくなった。。」「仕事の疲れが取れない」「ストレスが溜まっている!」など、体質改善やリフレッシュ効果、ストレス解消を求めている人には、ヨガがおすすめです。ヨガは精神面での効果が高く、瞑想や深い呼吸を通して神経を落ち着かせる効果が期待できます。
ヨガはハードな運動ではなく、体にかかる負担も小さいです。そのため、肉体的な疲労感が少ないため、よりリラックス効果を強く感じられます。体質改善を促し、痩せやすい身体を作るでしょう。
ヨガは基本的なポーズと呼吸法を覚えてしまえば、自宅の一室でもできます。気が向いたときに、サッとできるのもヨガのメリットです。初心者にも負担が少ないのでおすすめです。
【ピラティス】ダイエットをしたい方におすすめ!
「最近、太りやすくなった」「ダイエットしたい!」そんな人におすすめするのが、ピラティスです。ピラティスはゆっくりした動きとは裏腹に、全身の筋肉をしっかり使う全身運動になります。
全身の筋肉を使用するため、代謝機能を効率的にアップできます。代謝機能が向上すれば、少ない動きでも脂肪をしっかり燃焼するので、ダイエット効果も高まります。ただし、最初からやり過ぎると疲労感が増して、三日坊主になる可能性もあるので注意しましょう。
ダイエット目的でピラティスをするなら、1週間に1回から2回程度が望ましいです。慣れてきたら、1週間に3回から4回の頻度で行うと良いでしょう。まずは自分のペースで慌てないことが大事です。
まとめ:それぞれの良さを理解して、うまく活用しよう!
ヨガもピラティスも、健康や精神面で高い効果が期待できます。今一度、ヨガとピラティスの違いについてチェックしておきましょう。
ヨガ | ピラティス |
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ヨガもピラティスも、正しいポーズや呼吸法を覚えるためにも、教室やヨガでインストラクターに教えてもらうのがおすすめです。自己流だと、思ったような効果が出ない可能性もあります。ヨガもピラティスも共通しているのは、長く続けることで少しずつ効果が出ることです。長く続けることを意識しましょう。